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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年02月17日

日本はイタリアとドイツを足して2で割った感じが理想。

久しぶりに読書感想文でも


ちきりん著
ゆるく考えよう






「日本は素晴らしい国」という章に感銘をうけました。

旧正月は日本に帰っていたわけですが、やっぱり日本は素晴らしい!色々言われていますが、いや、ホントいい国ですよ、日本って。

まず、日本の何が素晴らしいって、ご飯が美味しい。東京であれば世界どこの料理でも食べることができる。これってすごいと思う。これまで世界の主役だった欧米から見たら、東の先っぽでしかもちっちゃい島国なのにも関わらず世界中のグルメが楽しめる。日本で例えると長崎の平戸島で日本中の郷土料理が味わえるイメージ??やっぱすごいことだよね。平戸島なのに、、、。(平戸の人たちゴメン)

そして、女性が可愛い。これも素晴らしいこと。資本主義経済って突き詰めていくと女性の魅力が活力の源泉だったりするわけで。こんなに可愛い女性が多い国だったら、そりゃー経済も発展するわな、と納得してしまう。じっさい東アジアの若い女性は日本のメイク、ファッションをお手本に頑張ってるわけです。僕がいる中国でも、人気がある4大女性ファッション誌のうち3誌が日本のもの。Ray Mina Vivi なわけです。最近上海の女性がオシャレになって可愛くなったのも近年の経済発展と無関係では無いような気がしてます。(因果は逆かもしれませんが。。。)

さらに、独自の文化があることも素晴らしい。最近ではアニメとか漫画とか萌えとか。他の国の文化をみると長い歴史のなかから生まれてきたものがほとんどなのに、日本は何故か新しい価値観が生まれ若者が創り上げていく。残念なことにその価値をおっちゃん達が理解できないために苦境に立たされることもありますが、それでも秋葉原を中心に独自の文化が醸成されています。少し余談ですが、秋葉原で白い目で見られていた若者たちが将来の日本の産業を支えているんです。戦後間もないころ、小さな部品を買いあさり機械いじりをしていた若者がその後日本の科学技術を支え、漫画にはまっていた若者が、日本のマンガ文化を育てた。そして、萌え~とメイドさんを追っかけてた人たちのおかげで、日本の萌え文化、サブカルチャーが育ったわけ。この前頭の硬い都知事がちょっと破廉恥なマンガを規制してしまったのですが、ひょっとしたら3年後に日本にはそういう微エロ文化が根付いていたかもしれないわけです。ちなみに日本のAVはアジアで大人気だったりします。

そんな訳で、アジアの中で日本存在感はまだまだ健在だと思ってます。経済では中国に抜かれ、インドに抜かれるでしょう。政治についても、アメリカに盾突くことはできないでしょう。でも、独自の文化をもった日本には稀少価値があって世界から羨まれる国になればいいなぁ。日本のこれからのポジショニングはヨーロッパのファッション大国イタリアと産業大国ドイツを足して2で割った感じが個人的には理想。ちなみにその他のポジショニングは、、、世界のリーダーアメリカ的ポジションは中国、アメリカの補佐イギリスは韓国、永世中立国スイスはブータン、ヨーロッパの工場ポーランドはベトナム。観光大国フランスはタイ。

そして、世界経済の中心が欧米から中国、東南アジア、インドに移ってくるわけです。日本から近くなったし、文化も似ている。さらに嬉しいことに中国が中国語(漢字)にこだわってくれているおかげでビジネス言語も英語メインから中国語メインに変わる。そうなると、26文字だけしか知らない欧米人たちは3000字以上の文字に戸惑い、複雑難解な漢字を一つ一つ覚えることになるのです。かたや日本人はベースの漢字にプラスアルファ中国漢字を覚えればOK。そもそも、漢字に対するアレルギーが無いから、学習もスムーズに進み、大きな恩恵を受けれるわけです。いままで「なんで日本人は英語ができないの??」と馬鹿にしていた欧米人に対して、「漢字なんて覚えてしまえば簡単なのにねぇ~」と上から目線で挑めるではないか! あーなんて素敵な時代なんでしょ。ビバ中国。漢字文化最高だぜ!

そんな事を考えてたら、意外に日本の未来も明るいではないかと思えてきた。

そういう前向きな気持にさせてくれるのが、こちらの本でした。
  

Posted by たじぃ at 08:07Comments(2)